厚生労働省の新しい生活様式には、電子決済の利用があります。
ボクの母は今年で79歳。新型コロナウィルスの第2波もくることを心配して、電子決済を利用したらどうか? と提案してみました。
すると、猛烈な抵抗にあいました。
でも確かに、母も含めて、高齢者にクレジットカードの電子決済は、無理なのではないか…
ということで、よく考えてみたら、Jデビットがあるじゃやないか! と気がつきました。
今日はそこに行き着いたお話しです。
スーパーで使える電子決済
母がいつも利用しているスーパーというか、ボクが住む埼玉県のど田舎町にあるスーパーでは、電子決済は、クレジットカードしか使えません。
しかも今、ICカードリーダーの対応中です。
SuicaやPasumoは、使えません。
ちなみにボクが両親と一緒に住む田舎町では、他の田舎同様、とうぜん高齢化が進んでいます。
でおもうワケです。そもそも、ボクの母も含めて、80歳近くの高齢者の人たちに、クレジットしか選択肢がないっていうのはどうなんだろう?
母に、電子決済を利用したらどうか? と提案したら…
という、状況だったのですが、新型コロナウィルスの第2波が、くることを心配して、今年で79歳になる母に、電子決済を利用したらどうか? と提案してみました。
ちなみに母は、クレジットカードも、スマホも持っていません。
すると、母の猛烈な抵抗にあいました。
- そんなコロナ、コロナって言っていたら、買い物できない
- スーパーの入口と出口で、ちゃんと消毒しているんだから、問題ないはずだ
- 電子決済にしたら、いくら使っていいのかが、直感的に確認できない
- クレジットカードは、絶対イヤだ
- 別にコロナで死んだっていい、どっちにしたってあと何年しか生きられないんだから(いや、そうかもしれないけど…)
- お前に、銀行まで握られたくない! (えっー、そんなこと全く思っていないのに…😞)
それでも、最後は「今すぐには、考えられないけど、ゆっくり考えるネ」とのこと。
息子が心配していることは、察している様子でした。
確かに母の言い分は、よく分かります。なので無理にはできません。
しかし第2波がくるかもしれないことを考えると、やっぱり心配になります。
母の要求を満たす電子決済がないものか…考えてみた
ということで、ボクも少し冷静になって、母の要求を満たすような電子決済がないものか…と真剣に考えてみました。
ボクは、以下のようにつかえる電子決済なら、母にもなんとか使ってもらえるのでは? と考えています。
- 平時は、いままでどおり、現金で支払いをしてもらう
- 第2波などがきて、再び緊急事態宣言がでたら、電子決済を、利用してもらう
- いくら持っているのか、直感的に確認できるような電子決済
- 高齢者が、できるだけ、簡単に使える電子決済
以上の観点から、母と父とボクが住む田舎町の状況から以下の3つを考えてみました
メインバンクのクレジットカードは?
ボクの両親が使っているメインバンクは、武蔵野銀行という埼玉県にある地方銀行です。
その武蔵野銀行では、クレジットカードの取り扱いしかありません。
母は「クレジットカードは絶対イヤだ」と言っていました。
実は、ボクもクレジットカードが、嫌いです。
なぜなら請求が2ヶ月後にきて、自分が、あと残りいくら使えるのか? という感覚がつかめないからです。
なので「電子決済にしたら、いくら使っていいのかが、直感的に確認できない」という母の言い分が、よくわかるのです。
なので、武蔵野銀行のクレジットカードは、却下です。
Suicaは?
Suicaは、スーパーで使えないのですが、試しに聞いてみました。
Suicaは、両親が親戚の家に行くときに使うことがあります。
すると「チャージ上限額20,000円というのは、交通費としては、問題ない。」
だけど「スーパーで、家族での買い物をするには、少なすぎる額」とのこと。
チャージするにも、スーパーと反対の位置にあるコンビニへ行かなければならず、不便です。母の足が悪いということもあります。
なので、Suicaでも、母の要求を満たすことは、出来なさそうだ。
ゆうちょ銀行のvisaデビットは?
ゆうちょ銀行にすれば、visaデビットが使えます。
visaデビットなら「電子決済にしたら、いくら使っていいのかが、直感的に確認できない」という母の要求は、少しは満たせそう。
しかし現在は、ゆうちょ銀行に、口座はあるものの、ほとんど使っていないとのこと。
なので、武蔵野銀行 → ゆうちょ銀行に振り込みにして、visaデビットカードにすることはどうかと提案してみました。
が、「そんな面倒なことはできない」とのことでした。確かにボクもそう思います。だいいち、振込手数料が取られてもったいない…
デビット…ん?
そうだ! Jデビットがあるじゃないか!!
そうだ! Jデビットがあるじゃないか!!
Jデビットとは、銀行のキャッシュカードで、支払いができるキャッシュレス決済です。武蔵野銀行や地方銀行なども含めて、ほぼ全ての銀行のキャッシュカードで利用が可能です。
Jデビットは、金融口座から即時に引き落とされるので、クレジットカードのように、「あとで請求がきて、びっくりした」ということがありません。
ちなみにJデビットの公式サイトには、以下のように記載されています。
お買い物やお食事代のお支払い時や現金のお引き出し時に、キャッシュカードを提示してお店の端末に暗証番号を入力すると、ご利用代金がお客様の金融口座から即時に引き落とされ、数日後に加盟店様の口座へ入金される仕組みです。
ボクも、知ったのは昨年2019年の末です。
ボクはそれ以来とっても便利だと思い、何度か使っています → 「J-デビット」記事一覧 | なにそれ!?ブログ
さらに、通帳には、「Jデビットで、いつ、どこで、いくら」使ったのかが、わかるので、visaデビットより、だんぜん、使い心地がいいのです。
が、いかんせん、普及してしていないのが、最大のネックです。
まぁ、でもコロナ禍になる前までは、普及は市場原理で動くから、しょうがないのかなと思っていました。
でも、、、
銀行のキャッシュカードなら、多くの人が、圧倒的スピードで!
銀行のキャッシュカードなら、高齢者もふくめ多くの人が、圧倒的スピードで、多くの人が電子決済可能になります。
なんせ、銀行のキャッシュカードなら、もうすでにほぼ全家庭に行き届いているわけです。
なのであと残りは、加盟店側へカードリーダーを置くだけです。
必ず持っているといって過言でない銀行のキャッシュカード。コレを活かさない手はないのでは? と思うのはボクだけでしょうか?
さらに母の要求も、いくつか満たせるのでは?
さらにJデビットなら、先ほどあげた、母の要求も、いくつか満たすことができるのではないか?
- ○ 平時は、いままでどおり、現金で支払いをしてもらう
- ○ 第2波などがきて、再び緊急事態宣言がでたら、電子決済(つまり武蔵野銀行のキャッシュカード)を、利用してもらう
- △いくら持っているのか、直感的に確認できるような電子決済
- ○ 高齢者が、できるだけ、簡単に使える電子決済(つまり武蔵野銀行のキャッシュカード)
これだったら、たぶん、母にも納得してもらえる!
ダメもとでやってみます
まずは、ダメもとで、ボクの街にあるスーパーに提案してみようと思っています。
あとは、J-デビットを運営している日本電子決済推進機構にも、提案しないと。
電子決済を推進している経済産業省にも、提案してみようか? さすがに相手にしてもらええないと思うけど…
ダメもとでやってみます。
なにか進展があったら、またご報告します。
それでは‼︎